眠くなるイメージのクラシック音楽ですが、実は選曲によって作業効率や集中力をアップさせられるのをご存知ですか?
クラシック音楽と一言で言っても、リラックス効果が高い曲やテンションが上がる曲、感情に訴える曲など様々です。
集中力を高める曲を作業中BGMに選べば、普段より集中力が持続したりモチベーションがアップしたりするかもしれません!
この記事では、作業中に聴くと集中力が上る可能性大!の7曲を厳選してお届けします♪
目次
集中力を高めるクラシック音楽の特徴3つ

クラシック音楽の中で、集中力をアップさせられる曲の特徴は以下の通り。
- ゆったりしすぎないテンポ感
- 強弱が少ない
- 悲壮感や情に訴える部分が少な目
強弱や感情の振れ幅が一定していて、さらに落ち着きすぎず急ぎすぎないテンポが良いです。
クラシック音楽は作業効率を上げる効果も

クラシック音楽は、現代人にとって馴染みが比較的薄いですよね。
あまり聴いたことがない響きを聴くと、私たちの脳は刺激を受けて快楽物質や興奮する物質が出て脳の働きがアップします。

へみ
特に、様々な楽器が一度に奏でるオーケストラは、脳にとってのご褒美です!
さらに、旋律がかけ上っていくような音楽は気持ちをたかぶらせ、前向きに作業に取り組める効果も期待できます。
集中力を高めるクラシック音楽7選

それでは、集中力を高めるのにぴったりなクラシック音楽を7曲紹介します!
作曲された年代・国・楽器編成も比較的バラエティに富んでいるので、きっと好みのものが見つかるはずです。
モーツァルト ディベルティメントK136
モーツァルトの最も有名な曲の一つです。
ディベルティメントとは、日本語では「喜遊曲」と訳されていて、明るく愉快な調子の曲を指します。

へみ
いつまでも少年のようだった、と言われるモーツァルトの性格がよく表れていますよね。
バス(チェロ)・ヴィオラの軽快な刻みがワクワクするような雰囲気を醸していて、作業スピードをぐっと上げてくれるでしょう。
ショパン 別れのワルツ
ショパンというと超絶技巧な練習曲が目立ちますが、ワルツやバラードのようなしっとりした曲も魅力的です。
思わず感情移入してしまう曲も多いのですが、このワルツはすーっと集中力を高めてくれます。
短調の和音に始まり長調の終止に移り変わるのが絶妙にスムーズで、不思議な安心感もありますよね。
ドビュッシー アラベスク1番2番(二つのアラベスク)
アラベスク、とは「唐草模様」の事で、多数の作曲家がアラベスクというタイトルの曲を作曲しています。
沢山のアラベスクの中で、個人的にピカイチなアラベスクがドビュッシーのアラベスク。

へみ
数多あるクラシック曲の中で、私が一番好きなのがこの「二つのアラベスク」なんです。
転がるようなメロディでしっかりアラベスクが表現されつつ、フランス印象派らしい色彩豊かな表情にうっとりしますよね。
バッハ 主よ、人の望みの喜びよ
神への賛美の気持ちに溢れたコラール「主よ、人の望みの喜びよ」も、集中力を高めるのにぴったりです。
いきなり天に上るようなメロディから始まるこの曲は、沈んだ気持ちを上向きにしてくれるような不思議な魅力があります。
オルガン、オーケストラ、ピアノバージョンとありますが、ピアノバージョンが比較的集中力が高まりやすいでしょう。
ブラームス ハンガリー舞曲第5番
テレビ番組やCMなどでもよく使われるハンガリー舞曲第5番。
ちょっと暗めの曲調ですが、常に裏打ちのリズムが刻まれているので集中力を持続させるのに役立ちます。
ちなみにリンクのYouTube動画はなんと、2021年ショパンコンクール2位の反田恭平さんと4位の小林愛実さんの連弾!息がぴったりあっていて、臨場感あふれる演奏は必見です。
シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」4楽章
音楽の授業で聴いたことがある人も多い「ます」も集中力を高めてくれます。
基本的に長調で明るい曲調で、さらに変奏曲(主題に装飾を付けて繰り返しながら発展させていく)という曲の構成も聴いていて落ち着きますね。
歌曲バージョンもありますが、1曲の長さが短めなのと、歌曲という特性上どうしても「耳が持っていかれる」感があるのでピアノ五重奏版がおすすめ。
モーツァルト きらきら星変奏曲
「ます」と同じく変奏曲からもう1曲!モーツァルトのきらきら星変奏曲もプレイリストに加えてみてください。
最初のほうのシンプルな部分で頭がクリアになり、徐々に盛り上がる中で集中力が高まっていきます。

へみ
ちなみに「きらきら星」というタイトルは、モーツァルトの死後つけられたもので、日本独自のものって知っていましたか?
もともとはフランスで流行っていた恋愛ソングを一部引用したものなのですが、今となってはキラキラしたモーツァルトの音楽にお星さまのイメージがぴったりですよね。
集中力を高めるクラシック音楽、聴き方のポイントは?

集中力を高めるクラシック音楽は、作業の邪魔をしないように小さな音で聴くと良いでしょう。
ですが、繊細なクラシック曲だと「pp(ピアニッシモ)」の部分になると聴こえなくなってしまうことも・・・
なので、集中力を高めたいときのクラシック音楽は
- ハイレゾクラスの高音質
- ライブ音源ではなくスタジオ録音
といった条件で探すと良いですよ。
さらに、イヤホンもハイレゾ対応の高品質がベスト!音質が良いと、作業にもぐっと集中できる事間違いなしです。
集中力を高めるクラシック音楽を探すなら
紹介した7曲はどれも人気の曲なので、CDを探すとなると一苦労。
たくさんのアーティストが曲を出しているので、どれを選べば良いか分からなくなってしまいます。
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