交響曲と協奏曲の違いは?実はよく知らないクラシック音楽の用語を徹底解説

クラシック音楽の曲名って、漢字がたくさん並ぶと分からなくなってきますよね。

たとえば、同じベートーヴェン作曲でも

  • 「交響曲第5番ハ短調」
  • 「ピアノ協奏曲第1番ハ長調」

と、似たような曲名が多いです。

この中でも多くの人が迷うのが「交響曲」と「協奏曲」の違い。

そこでこの記事では、交響曲と協奏曲の違いや、管弦楽・室内楽などクラシック音楽の演奏形態について解説します!

交響曲と協奏曲の違いは?それぞれの特徴を見てみよう

交響曲と協奏曲は、どちらもオーケストラで演奏される曲です。

大きな違いとしては交響曲はオーケストラのみ、協奏曲はオーケストラ+ソリストの構成。

へみ

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ですが、ほかにも違いがいくつかあるんですよ。

まずは、それぞれの特徴を解説しますね。

交響曲(シンフォニー)の特徴と名曲3選

交響曲は、弦楽器(ヴァイオリンやチェロ)、木管楽器(フルートやオーボエ)、金管楽器(トランペットやトロンボーン)、打楽器で演奏される曲のことです。

1700年代、モーツァルトやハイドンなどの古典派時代に完成された形式で、基本は以下の特徴があります。

  • 4楽章からなる
  • オーケストラの曲の中で一番規模が大きい曲
  • どれかの楽章がソナタ形式を取る

演奏時間も45分以上かかるものが多く、オーケストラのコンサートでは「メイン」として扱われます。

へみ

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時代が進むにつれて上記の決まりは薄れてきて、4楽章が5楽章に増えたり、ソナタ形式がなかったりするものもあるんですよ!

ちなみに、単一楽章など小規模な交響曲を「交響詩」などと呼ぶことがあります。

ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」

ベートーヴェン最後の交響曲にして、最も有名な交響曲のひとつ。

4楽章には合唱がついていて「一人でも心が通わせられる友がいれば、ともに歓喜の歌を歌おうじゃないか」という内容となっています。

シューマン 交響曲第1番「春」

春を告げるファンファーレから始まる交響曲です。

シューマンらしく、少し憂いを含んだ雰囲気もあって聴きごたえ抜群。

ちなみに、この曲は「春に聴きたいクラシック」の記事でも紹介させていただきました!

ブラームス 交響曲第1番

ベートーヴェンの交響曲第10番とも称される超大作です。

ブラームス自身、納得のいく作品ができるまで何度も書き直し「着想から発表まで21年かかった」ことはあまりにも有名な話。

ベートーベン風と言われることも多いですが、随所にブラームスの人柄が表れたような暖かみが感じ取れますよ。

【晩秋に聴きたい】ブラームス珠玉の名曲5選!クラシック音楽初心者でも感動

協奏曲(コンツェルト)の特徴と名曲3選

協奏曲は、オーケストラ+ソリストで演奏される曲です。

ソリストはピアノ・ヴァイオリン・フルート・トランペット・マリンバ(!)など様々。

特徴としては

  • 3楽章からなる(交響曲は4楽章)
  • バックのオーケストラがやや小編成
  • 1楽章がソナタ形式の事が多い

といった感じです。

ソリストを目立たせるために楽器が少なく書かれていることが多く、演奏時間も30分くらいの曲がほとんど。

オーケストラのコンサートでは「真ん中くらい」に演奏されることが多くて、客演として有名なソリストが招かれることも多いです。

ショパン ピアノ協奏曲第1番

ショパン20歳の時の作品で、ピアノの華やかなパッセージが散りばめられた協奏曲です。

当時片思いしていた女性への気持ちが表現されていると言われていて、青年のロマンティックな雰囲気に満ちています。

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調

ヴァイオリニストにとってはテクニカルなのですが「メロディメーカー」のチャイコフスキーらしく情緒豊かで美しい名曲です。

実は当時、民族音楽の要素が強すぎて評判が悪かったとか…ですが、今はチャイコフスキーの代表曲の一つとなっています。

モーツァルト フルートとハープのための協奏曲

クラシック音楽全体を見ても、ハープがソリストの協奏曲はかなりマイナー。

モーツァルトも、ある富豪からの依頼を受けてフルート&ハープの協奏曲を書き上げたと言われています。

優雅なイメージのハープですが、この曲では一味違う技巧的な側面が聴けますよ。

【参考】モーツァルトのオーケストラ&室内楽曲おすすめ10選

ほかにもまだある!クラシック音楽の演奏形式に関する用語

交響曲と協奏曲以外にも、イマイチ分かりにくいクラシック音楽用語がいくつかあります。

そんな紛らわしいクラシック音楽用語についても触れておきますね。

管弦楽

管弦楽とは、簡単に言うとオーケストラの事です。

へみ

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オーケストラは「管弦楽」「管弦楽団」と両方の意味で訳されていますが、日本では管弦楽団としての意味の方が強めですね。

管楽器・弦楽器・打楽器で演奏される楽曲を管弦楽と呼びます。

というわけで「交響曲も協奏曲も、管弦楽の一種」となります。

室内楽

室内楽とは、管弦楽で使われる楽器を用いた「小編成のアンサンブル」の事です。

  • 弦楽四重奏:ヴァイオリン×2、ヴィオラ×1、チェロ×1
  • 木管五重奏:フルート・オーボエ・ファゴット・クラリネット・ホルン各1本
  • ピアノ5重奏:弦楽四重奏+ピアノ1台

など、3~20人くらいまでの少人数で演奏される楽曲を室内楽と言います。

サロン用の小さい楽曲が多いですね。

吹奏楽

オーケストラから弦楽器を抜いたものを吹奏楽と言います。

その名の通り「吹いて演奏する楽器」で構成されているのと、学校の部活でもメジャーなので分かりやすいですね。

ちなみに、ブラスバンドは金管楽器+打楽器の楽団の事です。

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hemmi

hemmi

3歳からピアノ、12歳でクラリネットを始める。全国屈指の音楽高校に進学し、そのまま音大に進学。
音高音大では専攻のクラリネット演奏のほか、作曲編曲で作品を提供。
首席で音大を卒業後は演奏活動や指導をしつつ執筆活動を行っている。

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