【クラシック音楽】ワルツの名曲10選!優雅な気分に浸れる楽曲を紹介

優雅で上品なイメージのクラシック音楽。なかでも、貴族の舞踏会を連想させる“ワルツ”は特に華やかに感じられます。

クラシック音楽にあまり親しみがない人でも、ワルツなら楽しく聴けることも多いですよね。

そこでこの記事では、クラシック音楽初心者さんでも楽しめる「ワルツの名曲」を10曲厳選してお届けします!

クラシック音楽の中でのワルツの歴史

ワルツといえば、貴族がダンスフロアで優雅に踊るイメージがありますよね。

ですが、もともとワルツは「男女の距離が近すぎる」という理由で禁止されていました。

ワルツが流行る前(音楽史でいうとバロック時代)は「メヌエット」「ガボット」などが主流。

へみ

へみ

男女が手を取り合うくらいの距離の踊りで、フランス革命直前の「ロココ調」っぽいダンスですね。

ワルツが広まったのは1800年代、音楽史でいうロマン派時代です。

1814年のウイーン会議(ナポレオン軍が敗れた後のヨーロッパ国境を話し合う会議)で、各国の代表たちが当時民衆の間で流行っていたワルツを夜な夜な踊り「会議は踊る、されど進まず」という名言が生まれました。

それをきっかけにヨーロッパ各地にワルツが広まり、さらに貴族の間でも流行しはじめたというワケ。

意外にもワルツの始まりは貴族ではなく、ウイーンの民衆から始まったジャンルなんです。

クラシック音楽のワルツ名曲10選!シュトラウスやショパンの有名曲も

それでは、クラシック音楽界でも特に有名なワルツを10曲紹介していきます!

「ワルツ王」と呼ばれるヨハン・シュトラウスⅡ世や人気曲が目白押しのショパンはもちろん、魅力的なワルツを集めました。

どのワルツも華やかで気分がアガる曲ですよ。

ヨハン・シュトラウスⅡ世:美しく青きドナウ

曲名を知らなくても、おそらく誰もが1度は耳にしたことがあろう曲です。

ウイーンでは毎年元旦に国営放送やニューイヤーコンサートで流れることもあり「第二の国歌」とも呼ばれるほど!

ウィンナ・ワルツの代表曲でもあり、二拍目を意図的に早めて演奏する「ウィーン風」の音源がほとんどです。

ハチャトゥリアン:仮面舞踏会

アルメニア人作曲家、ハチャトゥリアンのワルツです。

戯曲「仮面舞踏会」に合わせて作曲された曲のうちの1曲で、仮面舞踏会で出会う男女たちの数奇な恋愛模様が連想される曲調です。

ワルツといえば華やかで優雅なものが多いですが、戯曲「仮面舞踏会」がバッドエンドを迎えることもあり独特の暗い雰囲気があります。

ダークで大人な雰囲気があるということで、ハロウィンクラシックを特集した記事でも紹介させていただきました♪

ショパン:別れのワルツ

ショパンのワルツは踊るためというより「聴き入る」曲ですよね。

この別れのワルツも「短調で始まり長調で終わる」和音の移り変わりが絶妙で、不思議な心地よさを生み出しています。

すっと心が静かになるので、集中力を高めるクラシックの特集でも紹介しました!

ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ

ダンスフロアではなく、氷の上で優雅に滑る様子が表現された曲です。

作曲家のワルトトイフェルは、ワルツが流行った当時の市民から絶大な人気を誇っていました。が、現在はあまり知られていません。

へみ

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このスケーターズ・ワルツも、昨今のヨーロッパではメジャーなコンサートピースではないようです。

ですが日本では学校やTVで聴く機会が多く、冬のワルツのイメージにぴったり。クリスマスパーティーでクラシック音楽を流すのにもいいですよね。

アンダーソン:ワルツィング・キャット

アメリカの作曲家、アンダーソンのワルツ。クラシック音楽初心者さんや猫ちゃん好きの方にもおすすめです。

タイトルどおり、猫がニャーオと鳴いているようなヴァイオリンの掛け合いが素敵♪

ちなみにタイプライターやブルー・タンゴなど、アンダーソンの名曲はこちらの記事でも紹介しています。

チャイコフスキー:くるみ割り人形より「花のワルツ」

チャイコフスキーのバレエ音楽の中で、最も有名な1曲である花のワルツ。

ロシア人のチャイコフスキーらしく、華やかさの中にもどこか憂いを帯びたメロディがなんとも美しいですよね。

個人的に、中間部のヴィオラチェロが奏でる「ちょっと悲しい」部分が、心揺さぶられる感じでイチオシです。

ショパン:華麗なる大円舞曲

ショパンが初めて出版したワルツが、この華麗なる大円舞曲だと言われています。

故郷ポーランドを離れ、一人修行に出てきたウィーンで当時流行っていたのがウインナーワルツ。

ショパンはすぐに自分の感性とマッチさせ、華やかさと繊細さを同居させたワルツを数々生み出していきました。

ヨハン・シュトラウスⅡ世:春の声

シュトラウスⅡ世の晩年の名作です。

演奏会後の余興の時にさっと書き上げた1曲なのに、今でも世界各国で演奏されているのが驚きですよね。

もとはコロラトゥーラ・ソプラノとオーケストラ伴奏のスタイルで作曲されています。

レハール:オペレッタ「メリーウィドウ」よりワルツ

オーストリア出身の作曲家、レハールのワルツです。

オペレッタ(喜歌劇)の中で使われているワルツなので、全体に物語性が感じられるような1曲。

莫大な遺産をもつ未亡人の主人公と、彼女のことがまだ好きな元カレが、ケンカをしながらワルツを踊るシーンで使われています。

チャイコフスキー:白鳥の湖よりワルツ

バレエ音楽は、もともと「踊りの付属品」くらいの位置づけで重要視されていませんでした。

そんなバレエ音楽の地位を押し上げたのが、チャイコフスキーの白鳥の湖です。

へみ

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音楽と踊りどちらも楽しめる一大エンターテインメントとなりました

チャイコフスキーのワルツはただ華やかなだけではなく、社会風刺的な要素や多民族な要素が魅力的です。

クラシック音楽でワルツを楽しむポイント

ワルツの始まりであるウインナーワルツは、あえて二拍目を早めに演奏するスタイル。

なので、音源によって拍の取り方が微妙に異なってきます。

結構好みが分かれるので、自分に合った音源を探すのが楽しいですよ。

もしもどの音源を聴くか迷ったら、NHK交響楽団など日本のオーケストラの音源を選ぶと後悔が少ないです。

【クラシック音楽】どの演奏家のCDを聴けばいい?初心者向けの選び方のポイントを解説

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クラシック音楽の中でも、ワルツは人気のジャンルです。

そのため「ワルツ全集」などオムニバス系のCDも多くて、音源を選ぶのが大変!

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hemmi

hemmi

3歳からピアノ、12歳でクラリネットを始める。全国屈指の音楽高校に進学し、そのまま音大に進学。
音高音大では専攻のクラリネット演奏のほか、作曲編曲で作品を提供。
首席で音大を卒業後は演奏活動や指導をしつつ執筆活動を行っている。

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