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【クラシック音楽】ファゴットの音色の特徴と名曲10選

オーケストラのなかで「ひょうきん者」「おとぼけ担当」と言われることが多いファゴット。

ですが、ファゴットにはもっと魅力的な特徴がたくさんあるんです。

哀愁あるメロディや素早いアルペジオ、果てはホラーまで!?

この記事では、ファゴットの特徴や名曲を10曲厳選してお届けします♪

ファゴットってどんな楽器?

ファゴットはダブルリードと呼ばれる「2枚のリード」の隙間に息を吹き込んで音を出します。

へみ

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同じダブルリードの仲間にはオーボエや、日本の古楽器の篳篥(ひちりき)なんかがありますね。

全長135cmほどのファゴットは、斜めに抱えるようにして構えます。

結構大きい楽器なのですが、発音体が小さなリードなため音量は意外と小さいです。

ファゴットの音色と音域

ファゴットの音域はB♭1(ピアノの基本のド、より2オクターブと2音低い音)から4オクターブ弱です。

弦楽器でいうと、チェロとほぼ同じ音域を担当しています。

へみ

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音色はポンポンと「歯切れがいい」のが特徴で、ぼやけやすい低音楽器群の中で貴重な存在です。

中音域はとぼけたような愛らしい響きで、なつかしさや安心感を与えられます。

高音域は少し詰まって「切なそう」な響きがします。哀愁漂うメロディなんかを担当すると、ぐっと雰囲気が出ますよね。

ファゴットのオーケストラでの役割

木管楽器の中でも、オーケストラの中でも、ファゴットは伴奏を担当する事が多いです。

へみ

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同じくらいの音域のホルンやチェロと同じ音を吹いていたり、オーボエやクラリネットのオクターブ下で「下支え」したりしている事が多いですよ♪

あまり音量が大きくないファゴットなので、ソロパートはいつも静かなシーン。

音色はぐっと観客を引き込む魅力があるので、曲調ががらりと変わる部分であることも少なくありません。

ファゴットの名曲10選

それでは、ファゴットが活躍するオーケストラ曲や、ファゴットのソロ曲を紹介していきます!

ファゴットはバロック時代から愛されている「歴史ある楽器」なので、レパートリーも結構たくさんあるんですよ♪

モーツァルト:ファゴット協奏曲

モーツァルトの最初の「管楽器ソロ+オーケストラ」の協奏曲だと言われている曲です。

へみ

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最初の協奏曲にもかかわらず、音量や音域で他の楽器に埋もれやすいファゴットがきちんと目立つように作曲されているのがすごい!

スタッカートでのアルペジオや、1オクターブ以上の大きな跳躍が多用された、ファゴットらしい協奏曲です。

デュカス:魔法使いの弟子

ディズニー映画「ファンタジア」でもおなじみの曲です。

弦楽器の幻想的な序奏のあとに、ファゴットが怪しげな主題を奏でます。

へみ

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やや低い音域でファゴットが演奏すると、ちょっとホラーチックになる不思議!

このファゴットの主題は「魔法にかけられたホウキがたどたどしく掃除を始める」場面です。

とぼけた感じの音色が特徴のファゴット以外には表現できませんよね。

参考:ハロウィンにおすすめのクラシック音楽3選!クラシック初心者向けに楽しみ方や曲の魅力も解説

ウェーバー:ファゴット協奏曲

モーツァルトより30歳ほどあとに生まれたウェーバーなので、なんとなく曲調はモーツァルトの時代のコンツェルトに似ています。

ですが、オペラを得意としていたウェーバーなので、よりこの協奏曲はドラマチックで華やか。

へみ

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ファゴットはなかなか華やかさを出しにくい楽器なのですが、技巧的な工夫が凝らされていて聴きごたえがあります

ショスタコーヴィッチ:交響曲第7番「レニングラード」第1楽章

ショスタコーヴィチの交響曲は、木管楽器に長めのソロがあてがわれている事が多いのですが、第7番の1楽章ではファゴットが長大なソロを担当しています。

中間部の「ラヴェルのボレロ風」の行進曲の直後、突然やってくるのがファゴットのソロ。

まるで物語を語るように、静かに観客に響いてきます。

ストラヴィンスキー:春の祭典

この曲は「ファゴットのHiCから始まる」という、ファゴット奏者にとっては恐ろしい以外の何物でもない曲です。

へみ

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音の出だしが分からないように、一番小さい音から鳴らさないといけないので、緊張感がすごい…!

メロディはリトアニア民謡がベースとなっていて、ファゴットの高音域の切ない響きで演奏することによって、より幻想的な雰囲気が出ています。

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ラヴェル:道化師の朝の歌

ラヴェルはフランスの作曲家ですが、この曲のタイトルはスペイン語で記されています。

へみ

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スペイン風の情熱的な曲調に、フランス印象派の鮮やかさな色彩がミックスされた魅力的な曲です。

ファゴットが活躍するのは中間部のソロ。

少し気怠い雰囲気を醸しながら、悠々と歌うファゴット…まさにスペイン伊達男の“大人の余裕”が感じられます。

C.サン=サーンス:ファゴットとピアノのためのソナタ

1楽章はロマン派風、2楽章はバロック風、と古典的な要素が取り入れられたファゴットソナタです。

へみ

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あえて古典的にすることで、ファゴットの落ち着いた音色が引き立っていますよね♪

ちなみに、サンサーンスは同じ年に「オーボエソナタ」「クラリネットソナタ」を遺しています。

計画ではまだまだ書く予定だったようなのですが、完成する事なく亡くなってしまいました。

ヴィヴァルディ : ファゴット協奏曲 ホ短調 作品484

弦楽器、チェンバロ(通奏低音)とファゴットソロの協奏曲です。

ヴィヴァルディは「四季」で有名なとおり、基本は弦楽器が得意な作曲家なのですが、このファゴット協奏曲は別格。

ヴァイオリンのアルペジオを思わせる速いパッセージ、広い音域を活かしたスケールは、後に時代の協奏曲に引けを取らないほどテクニカルです。

プーランク:ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲 FP 43

プーランクが国内外で有名になる始めたころに書かれたトリオです。

へみ

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この作品も例にもれず初演から大好評を博し、現在でも世界中で演奏されています。

オーボエとファゴットの「哀愁コンビ」に、ピアノが鮮やかさをプラス。

プーランクが得意とするスピード感もしっかり盛り込まれているので、最初から最後まで聞き逃せませんよ!

エルガー:ファゴットのためのロマンスOp.62

ファゴット協奏曲では「アルペジオや跳躍などテクニカル要素多め」、オーケストラの中では「おとぼけ担当」など、ある程度役割が制限されがちなファゴット。

へみ

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ですがこのロマンスは、ファゴットがしっかり「歌える」部分がたくさんあるんです!

のちにこの曲はエルガー自身によって「チェロ版」に編曲されているのですが、その編曲に違和感がないくらい滑らかでメロディアスな曲です。

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