クラシックといえば、安眠できるイメージがありますよね。
実際クラシック音楽は、心拍数を安定させたりリラックスさせるホルモンが分泌されるという研究結果も報告されています。
ですが、クラシック音楽ならどの音楽でも安眠できるというワケではありません。
寝る時に適した曲を選ばないと、逆に途中で起きてしまうリスクも・・・
そこでこの記事では、寝る前におすすめの「よく眠れるクラシック音楽」を7曲厳選して紹介します!
目次
よく眠れるクラシック音楽は意外と探すのが難しい?
よく眠れるクラシック音楽の特徴は以下の通り。
- 音量が一定
- 楽しすぎず悲しすぎない
交響曲に代表される「ジャジャーン!」というシーンは、寝る時には刺激や音量が強すぎます。
へみ
穏やかに安定した音量の曲を選びましょう。
また、感情移入してしまいそうな「美しすぎるメロディ」や、「テンションが上がる楽しい曲調」も眠る前には適しませんよね。
感情が落ち着くような曲を選ぶのがポイントです。
よく眠れるクラシック音楽7選!最後まで聴けないかも・・・
それでは、よく眠れるクラシック音楽を7曲紹介します!
7曲全て聴くまでに寝落ちしてしまうかも!?なので、お布団の中で聴くのは要注意です(笑)
ちなみに、眠れない時にじっくり音楽鑑賞したい人は「夜中に聴くのにぴったりなクラシック音楽7選」をぜひご覧ください。
ドヴォルザーク 交響曲第8番 2楽章
ドヴォルザークというと、9番「新世界より」の方が有名ですが、個人的には8番も捨てがたいです。
ドヴォルザークの出身であるチェコ(スラヴ風)のメロディや和音の進行は9番より8番の方が強く、よりオリエンタルな雰囲気が味わえます。
寝る前にぴったりなのは2楽章。木管楽器が奏でる優しいメロディと、弦楽器の暖かいピチカート(弓ではなく、弦を指で弾く演奏法)が穏やかな気持ちにさせてくれます。
イギリス民謡 グリーンスリーヴス
グリーンスリーヴスは、作者も作られた年代も分かっていない謎多き曲。分かっているのは、イングランド発祥の民謡という事だけです。
1500年代に作られたのでは?と言われていますが、バロック時代のバッハで1685年生まれなので、もしかするといわゆる「クラシック音楽」からは外れてしまうかも・・・
人々に歌い継がれることによって残ってきた曲なので、音源によって♯が付いたり付かなかったりするのもまた魅力です。
ドビュッシー 子供の領分より「象の子守歌」
ドビュッシーというと、まず「月の光」を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。確かに月の光も寝る前の曲にぴったりなのですが、より眠りを誘うのはこちらの象の子守歌です。
のっしのっし、と歩くように低い音を中心に作られていて温かい雰囲気。
「子供の領分」という6曲の組曲がドビュッシーの一人娘にプレゼントされたものというエピソードも相まって、愛情に包まれた感覚になれる曲です。
モーツァルト クラリネット五重奏曲
モーツァルトに愛された楽器の一つである「クラリネット」。作曲当時、クラリネットという楽器は世に誕生したばかりの新しい楽器でした。
モーツァルトがそんなクラリネットの魅力をいち早く察知して、即座に書き上げたのがこの五重奏曲です。
4楽章構成の曲は、眠る時はゆったりした2楽章がオススメな場合が多いのですが・・・この曲は例外。クラリネットは響きが暖かいので、全楽章通して癒し効果抜群です。
バッハ 管弦楽組曲第3番ニ長調 第二曲(G線上のアリア)
バッハ音楽の最高峰とも言える「情緒的な」音楽。ですが、この曲は作曲当時は斬新すぎて、全く脚光を浴びなかったと言われています。
作曲されてから約100年後、ヴァイオリニストのヴィルヘルミがピアノとヴァイオリン版に編曲し「G線上のアリア」という通称を付けてから一大ブームとなりました。
編曲版で人気に火が付いたG線上のアリアですが、現代人の癒し目的としてはオーケストラ版に軍配が上がります。
教会音楽ならではの崇高な雰囲気に包まれながら、眠りに着いてくださいね。
ブラームス 眠りの精
ドイツ民謡をもとにブラームスが作った曲です。
へみ
原題の直訳は「砂の精」という意味で、ドイツでは親から子に「夜になると眠りの精が子供たちの目に魔法の砂をかける」と伝えられています。
もちろん原曲はドイツ語なのですが、眠る前に聴くなら日本語訳バージョンがおすすめ。
ドイツ語よりも日本語のほうが子音がマイルドなので、柔らかい聴き心地の音源が多いです。
サン=サーンス 白鳥
あまりにも有名な1曲なので解説不要かもしれませんね。
ピアノがキラキラと反射しながら揺れる湖面を、チェロの白鳥が優雅に泳ぐ印象的な曲です。
寝る前におすすめなポイントは「チェロの曲」であること。チェロは楽器の中でも特に人間の声に近いと言われているのでリラックス効果も抜群なんです。
よく眠れるクラシック音楽、聴くときのポイントは?
よく眠れるクラシック音楽でプレイリストを作っても、音楽を聴く環境によってはあまりよく眠れないことも・・・
続いては、睡眠の質を高めたい人向けに「寝る時に聴くクラシック音楽の聴き方ポイント」を紹介します。
イヤホンは寝落ちに不向き!高品質のスピーカーが◎
音楽を聴くときはイヤホン派の人が多いかと思いますが、寝る時のイヤホンは寝返りで外れたり首に絡まったりして眠りを妨げます。
音源はスマホでも良いので、できれば高品質のスピーカーを繋げましょう。低音重視のスピーカーよりも、バランス良く音を拾えるタイプが望ましいです。
ハイレゾクラスの音源でリッチに楽しむ
クラシック音楽をスピーカーで聴くときは、細部まで聴こうと思うとある程度ボリュームが必要になります。
ですが寝る前に大音量でクラシックを流すのは、かえって眠りを妨げてしまいそうですよね。
そこでおすすめなのが「ハイレゾ」かつ「スタジオ録音」の音源です。
余分な音が少ないスタジオ録音で、さらに音のデータが通常よりも細かく記録されているハイレゾ音源なら、スピーカーで小さな音を流す聴き方でも十分楽しめます。
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よく眠れるクラシック音楽で、高音質の音源を探すのは結構難しいです。
いざCDを買ってみたもののイマイチ・・・と感じてしまうと、なんだか勿体ないですよね。
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