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音楽ストリーミングサービスおすすめ6社を徹底比較! ロスレス・ハイレゾ対応のサービスも

昔はCDなどを買わないと音楽が自由に聴けませんでした。新しい音楽を開拓するときには、大きな勇気とお金が必要だったものです。

ただ、今は音楽ストリーミングサービスがあります。

月額料金を払えば、高音質で音楽を聴き放題! 好きな曲を楽しむのにも、新しく気に入る曲を探すのにも最適なサービスです。

だけど、何を選べばいいかわからなくなりますよね。どれも同じに見えてしまう人もいるでしょう。

今回は、そんな音楽ストリーミングサービスのおすすめ8社を紹介し、どう選べば良いのかについて説明していきます。

音楽ストリーミングサービスを選ぶポイント

ストリーミングサービスを選ぶにあたって、聞きたいジャンルの曲が有るか、求めている音質なのか、オフライン再生が出来るかなど、いくつかの検討材料があります。

まずはどんな検討材料が有るのか見ていきましょう!

自分の聴きたいジャンルの曲があるか

自分が聴きたい曲が無いと、ストリーミングを利用する意味がありません。

特定アーティストもそうですが、より重要なのはジャンルです。

ロックが好き、メタルが好き、POPが好き、HIP-HOPが好き、アニソンが好き。それぞれに、好きを持っているでしょう。

好きなジャンルの曲が豊富にあるサービスを利用すれば、新しい好きと出会えます。それが、音楽ストリーミング最大の魅力です。

CDだと既に好きなアーティストの曲だけ買う、という人がほとんどでしょう。結構お金がかかりますし、買った後にあまり好きじゃなかったらショックも大きいです。テレビ、ラジオ、Youtubeと色んな曲に触れる機会はたくさんあるでしょう。

それでも、音楽ストリーミングサービスのレコメンドなどには敵いません。ストリーミングは自分の好きな曲の傾向をキャッチして、表示してくれます。音楽だけに特化しているため、他の雑音・雑念などが入り込みにくく、興味もわきやすいです。

音質は自分が求めている基準に達しているか

人気なサービスは、ある程度の高音質が保証されています。

ただ、最高音質に関してはサービスごとに細かく異なるんです。たとえば、ロスレス・ハイレゾに対応しているサービスもあれば、対応していないサービスもあります。

対応していても、ビットレート数が異なっていることもあり、対応サービスの中でも音質の良し悪しが異なってきます。

自分がどのレベルの音質を求めるのか決めておき、その基準を満たせるサービスを探しましょう。

オフライン再生はできるか

オフライン再生の可否は、案外見落としがちなポイントです。

オフライン再生可能だと、ネットに接続していなくても好きな音楽が聞けます。

事前にオフラインに落とし込んでおく必要はあるものの、通信量を節約しつつWi-Fiの無いところでも音楽を楽しめますよ。

さまざまな端末で聴けるか

ほとんどのサービスは、スマホアプリをメインとしています。

ただ、中にはPCブラウザやPCのデスクトップアプリに対応しているサービスもあるんです。ブラウザに関しては多くが対応していますが、デスクトップアプリはないケースもあります。

さまざまな方法で聴ける方が、快適度は増しますよ。

たとえば、家にいるときはPCにスピーカーを繋いで聴いて、外ではアプリでバックグラウンド再生。音楽への没入感も変わってきますし、何よりも便利です。

機能が充実しているか

多くのサービスに搭載されているのは、歌詞表示機能です。

ただ、表示方法はサービスごとに異なる場合があります。

カラオケのように曲の進行に合わせて表示される方法と、歌詞サイトのようにズラッと一覧で表示される方法のいずれかです。

MVを見ながら歌詞も見るならカラオケ形式のほうが良いでしょう。MVを見ず、歌詞と音だけに集中したいなら一覧形式のほうが目に入る情報が限定されるので、より集中できます。

これらは気分によるところが大きいので使い分けられるのが、一番便利でしょう。ただ、どちらか一方だけというケースもあるので注意が必要です。

また、他にも好きな曲の傾向をキャッチしてくれるレコメンド機能、コメント機能などサービスによってさまざまな機能があります。

同じ機能を搭載していてもクオリティが違ったりもするので、案外難しいポイントです。

ロスレス・ハイレゾが聴ける音楽ストリーミングサービスを紹介

まずはロスレス・ハイレゾが聞けるストリーミングサービスに絞って紹介していきます。

Amazon Music Unlimited

  • 無料期間:30日間
  • 楽曲数:7500万曲
  • PCブラウザ:対応
  • PCデスクトップアプリ:あり
  • 歌詞表示:あり
  • Amazon Music Unlimited
  • 料金:月額980円(プライム会員は月額780円)

Amazon Music Unlimitedは、Amazon Prime会員が使えるAmazon Musicの強化版のようなものです。楽曲数が圧倒的に多くなったことが、最大のメリットだと言えます。

さらに、ハイレゾ音源が聴けるAmazon Music HDが追加料金無しで利用可能です。以前は追加料金を払わないとハイレゾ音源が聴けなかったので料金面で他に劣っていたのですが、これでとてもお得になりました。

ハイレゾ相当のUltra HD楽曲は44.1kHz~192kHz/24bitで、平均ビットレートは3,730kbpsです。十分な高音質だと言えるでしょう。

配信楽曲はとても豊富で、サブカル関係も充実しています。特にVtuberの曲の数では最大手ではないでしょうか。サブカル系が好きな人にとっては、さらなる好きに出会いやすいサービスだと言えます。

歌詞表示はアプリ版のみですが、再生画面下にカラオケ形式で表示してくれる機能と一覧表示機能の両方に対応しているのが強みです。

一覧表示でも、現在の歌詞をわかりやすく白塗りで表示してくれます。洋楽を聴いているときには、とても便利です。

レコメンド機能の正確性もそれなりに高いものの、少し直球すぎるきらいがあります。傾向を正確に掴むのは良いですが、その傾向の中から自分が聞いたことのないアーティストの曲をおすすめしてくれたりはしません。

そういう新たな出会いを求めていないのなら、ちょうどいい機能です。

Deezer HiFi

  • 無料期間:1ヶ月
  • 楽曲数:5600万曲
  • PCブラウザ:対応
  • PCデスクトップアプリ:あり
  • 歌詞表示:あり
  • Deezer HiFi
  • 料金:月額1,470円
  • 無料期間:あり(1か月)

HiFi音質で、ロスレスFLACを聴けるのが魅力です。ハイレゾ音源も売っていないような音源を、ロスレス音源で権利者にお金を落としながら聴けます。

しかも、CD音質ロスレスFLACは日本ではDeezer HiFiが初です。ロスレスFLACというのは、簡単に言えば音質の良い非圧縮方式の音楽ということ。圧縮音源は通常、さまざまな音をカットしています。これをカットせず、音源そのままの音の広がりの豊かさを楽しめるということです。

これだけでも唯一無二の魅力がある、と言えます。

ただ、厳密に言えばハイレゾとは言えません。

ハイレゾは、「96kHz/24bit」「192kHz/32bit」などのようなデータレートの音源のことを指します。Deezer HiFiは44.1kHz/16bitなので、ロスレスのみです。

ビットレートは1411kbps FLACと、他のサービスと比較してもとても高いので、音質はとても良いですよ。たとえばハイレゾ非対応の最も人気なサービス「Spotify」は、有料にアップグレードしても320kbpsのAACです。

ジャンルに関しては、洋楽が多く邦楽は少ない傾向があります。邦楽が少なめなのは、運営企業がフランスの会社であるためでしょう。

曲やアルバムの選出は、厳選されているといった印象。厳選して5600万曲もあるので、気にいる人には「これ以外無い」という最高のサービスになるでしょう。

Apple Music

  • 無料期間:3ヶ月間
  • 楽曲数:7500万曲
  • PCブラウザ:対応
  • PCデスクトップアプリ:あり
  • 歌詞表示機能:あり
  • Apple Music
  • 料金:月額980円(学生480円、ファミリー1,480円)
  • 無料期間:あり(3カ月)

ハイレゾ対応の音楽ストリーミングサービスの中では、最多の楽曲数を誇ります。提供されたばかりの頃は楽曲提供数が少なく、邦楽など日本の曲も少なかったのですが、近年は日本の曲も多くなってきています。日本人にとっても使いやすいサービスです。

音質は、3種類選択できます。

256kbpsAAC、最大48kHz/24bitのロスレスALAC音質、最大192kHz/24bit ALACのロスレスハイレゾ音源の3種類です。

最高音質は、Amazon Music HDと同等となっています。

プレイリストは自分で作成したもの以外にも、アップルがおすすめしてくれるものも利用可能です。新たな出会いがしやすいのも、魅力と言えます。

共有機能もあり、プレイリストを友人や自分が持っている他の端末と共有可能です。音楽を通したコミュニケーションが広がりますよ。

レコメンド機能である「For You」も、面白い機能です。好きなアーティストの曲だけでなく、似た傾向のある曲も紹介してくれます。しかも、For Youをラジオのように次々に再生できる機能もあり、新しい好きに出会いやすいです。

ロスレス・ハイレゾ非対応の音楽ストリーミングサービスを紹介

ここまで、ロスレスまたはロスレスハイレゾに対応している音楽ストリーミングサービスを紹介してきました。それぞれ個性があるので、1つのサービスに絞るのではなく、使い分けるのも楽しいでしょう。今度は、ハイレゾ非対応の音楽ストリーミングサービスを紹介します。

Spotify

  • 無料期間:3ヶ月間
  • 楽曲数:5000万曲
  • PCブラウザ:対応
  • PCデスクトップアプリ:あり
  • 歌詞表示機能:あり
  • Spotify
  • 料金:月額980円
    DUO1280円、ファミリー1480円、学生480円
  • 無料お試し:あり(スタンダードは3カ月、その他は1か月)

有料プランが何種類かありますが、無料プランもあります。無料だとランダムに流れるシャッフルプレイしか選べませんが、フル再生とバックグラウンド再生は可能です。ラジオ感覚で知らない曲を含めて楽しみたいのであれば、無料でも十分でしょう。

無料でバックグラウンド再生ができるサービスは、他になかなかありません。

有料にすれば、全楽曲を自由に楽しめるようになります。

さらに、対応デバイスも豊富です。スマホ、タブレット、PCはもちろんどんなOSでも使えます。Amazon OSも対応しているのが、地味に嬉しい点ですね。

Amazon Fire TV、Apple TVに対応しているテレビ。PS4などのゲーム機、スマートスピーカーにも対応しています。

そして、レコメンド機能の優秀さが最大のメリットです。

自分が好きなアーティストの曲はもちろん、聴いている曲の傾向をキャッチし、自分が好きな雰囲気の曲を毎週プレイリストとして教えてくれます。全30曲で、知っている曲もあれば知らないけど好きになれる曲もあるでしょう。

自分好みの曲というのは、いざ言葉にしようとすると難しいですよね。多くの人はジャンルで好みを伝えようとしますが、正確には同じジャンルでも好き嫌いがあるでしょう。そんな言語化するのが難しい「好み」をより正確に認識し、ツボに入る曲を選んでくれます。

また、音楽だけでなくポッドキャストも視聴可能です。

AWA

  • 無料期間:1ヶ月間
  • 楽曲数:15000万曲
  • PCブラウザ:非対応
  • PCデスクトップアプリ:あり
  • 歌詞表示:あり
  • AWA
  • 料金:月額980円(年払い9800円)学生480円
  • 無料期間:あり(1か月)

配信曲数は、業界1位です。ハイレゾには対応していなくとも、この膨大な曲数の中から自分が好きな曲を探して楽しみたいという人にはぴったりでしょう。

さらに、ビットレートごとに最適なコーデックを採用し、サブスク体験に合わせたラウドネスコントロールをしています。ラウドネスコントロールとは、簡単に言えば音のバランスが崩れないように補正することです。

オーディオでは、再生する音が小さくなると低音が聞こえにくくなり、次に高音が聞こえにくくなり、音のバランスが崩壊するということがあります。これをサブスクで音楽を楽しむという人たちのニーズに応えられる方向性で、調整してくれているんです。

つまり、ハイレゾに対応していない割には高音質ということになります。

音に厚みがあり、奥行きもしっかり感じられますよ。

さらに、通信量を節約しつつ高音質で聴ける独自仕様を採用しています。

音声認識機能も搭載しており、便利です。

また、コメント機能もあります。AWAのコメント欄には音楽ライター、公式編集部なども書き込むので読むのも面白いですよ。

Youtube Music

  • 無料期間:基本無料
  • 楽曲数:未知数
  • PCブラウザ:対応
  • PCデスクトップアプリ:なし
  • 歌詞表示:一部あり
  • Youtube Music
  • 料金:月額980円、ファミリープラン1480円、学生480円
  • 無料期間:あり(1か月)

Youtubeの音楽配信サービスです。Youtubeに投稿されているMVや楽曲を、楽しむことができます。公式チャンネルの曲だけじゃなく、歌ってみたなども聴けるので楽曲数は未知数です。

さらに、MVを他の音楽ストリーミングサービスには配信していないアーティストも、Youtubeには投稿していたりしますよね。そういう曲も聴けるのが大きなメリットです。

基本利用は無料ですが、広告が表示されます。オフライン再生も、バックグラウンド再生もできません。

有料版は、Youtube Premiumに加入すると自動的に使うことができるようになります。Youtube Music側でも有料登録できますが、その場合はYoutube Premiumは使えないので注意しましょう。

有料になれば広告が無くなり、オフライン再生とバックグラウンド再生ができるようになります。そのうえ、Google Play Music有料プランも使えるんです。

とにかくコスパの良いサービスといった印象があります。

ただ、歌詞については対応していない曲も多いので注意が必要です。

また、音質は選択できるものの投稿されている動画の音質に依存します。高音質に対応していない音源もあるのが、他と比較したときのデメリットです。

自分に合った音楽ストリーミングサービスを選ぼう!

音楽ストリーミングサービスは、ここ何年かで増えました。今回紹介した8社でも、厳選して紹介したほうです。

それぞれ機能面や楽曲面・音質面で差別化をしており、どれもおすすめ度は高いですよ。ハイレゾを楽しめる環境があればハイレゾ対応のストリーミングが選択肢に入りますが、そうでないならハイレゾ非対応でも十分というケースもあります。

自分の好きな曲があるか、自分が好む音質で聴けるかどうか…。

自分に合った音楽ストリーミングサービスを選んで、聴き放題を楽しみましょう!

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