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PIANO NOTES    

魔法の練習帳

魔法の練習帳

魔法の練習室 モーツァルトの音色(1)

モーツァルトの音色”で表現するために〜
「機関銃弾き”からの脱却!」

ピアニスト浅野麻耶(Maya ASANO)

 

◆音色のイメージ

モーツァルトのピアノ曲を演奏する際、
皆さんはどんな音色をイメージしますか?

モーツァルトのピアノ音楽は、
オペラから来ています。

ですからオペラの世界を想像すると、
より明確にモーツァルトの音楽に対する
自分のイメージを持ちやすくなります。

オペラというと、まずは歌ですよね。
そして歌にはドラマがあり、
ドラマには会話があります。

それから忘れてはならないのが、
オーケストレーションです。

オペラをアシストし、
時にはリードする重要な役割を担っているのが
オペラにおけるオーケストラですね。

歌手が語る会話に
オーケストラが合いの手を入れて
対話をするような場面もしばしば見られます。

ですから、

ピアノでモーツァルトの音楽を奏でるといっても、
決してピアノの音一色ではなく、

あらゆる音域の歌手の声色
オーケストラの中の様々な楽器の音色を、

その場その場で使い分けて
音の色彩豊かに弾き分けることが大切なのです。

そういった世界を頭に置いて、
いよいよピアノに向かってみましょう!

ピアノのモーツァルトの音楽には
16分音符の連続した音型が多く出てきますね。

そうすると、ピアニストとしては…

“転ばないように均等に弾かなきゃ!”

“指を早く回らせて、テンポが遅れないように弾かなきゃ!”

という強迫観念にとらわれ、
指先のことだけに
神経が集中してしまいがちです。

でも!少し待って下さい!

音楽の目的は何ですか?

指を早く回らせて、
アップテンポで演奏することでも

ただ平坦に間違えずに
お上手に演奏することでもありませんね!

音楽の最終目的は、

作曲家が楽譜上に描いた
その世界観や美意識を、

その作曲家の生きていた時代の音楽や
芸術の様式から読み解いて

現代の私たちの手で、
なるべくそれらしく表情豊かに
生き生きと甦らせることではないですか?

それを実現するためには、

まず第1に、楽譜を読み込むこと。

その音型の持つ音楽の目的地を見定め、
どのような音色
どんな表情で弾くのかを
明確に頭にイメージして下さい。

どのような音色で弾いたら良いのかを
イメージをする際に、

オペラやオーケストラ、
協奏曲や室内楽など

他の楽器の音楽を
思い浮かべることが大きな助けになります。

事項は、「音型はどうなっているかな?」です!
お楽しみに!

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